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【乗客か】国後島の沿岸で新たに1人の遺体発見 飽和潜水での捜索も 知床沖観光船沈没事故
北海道・知床沖で観光船が沈没した事故で、現場ではきのうに引き続き、けさから潜水士による捜索が続いています。
また、国後島の沿岸で新たに1人の遺体が見つかっていたことがわかりました。
けさ8時すぎから始まった飽和潜水による作業は、水深およそ120メートルの海底に沈んだ「KAZU Ⅰ」の船内の捜索と、引き揚げに向けた調査が続いています。
きのうの捜索では、新たな行方不明者の発見には至りませんでした。
関係者によりますと、順調にいけばあすにも船体の引き上げに向けた準備を始めるということです。
また第一管区海上保安本部によりますと、きのうまでに国後島の西側の沿岸で新たな遺体が発見されたということです。
遺体はロシア側が調査していて、乗客の家族に連絡し、外交ルートを通じて、身元の確認を進めています。
(根本記者)「午前10時半です。定刻通りに船が動き出しました。予定よりもおよそ1か月遅れての運航です」
こうした中、斜里町ウトロでは事故発生から初めて、客を乗せた観光船が港を出航し営業を再開しました。