【特例を認めず】納骨堂の事業継承「宗教法人以外は経営できない」秋元札幌市長

札幌市東区の納骨堂に遺骨が放置されている問題です。
 
今週、建物を所有する札幌の不動産会社が納骨堂の事業継承を目指すと表明しましたが、

事業を監督する札幌市の秋元市長は、きょう記者会見で「宗教法人以外は経営できない」と特例を認めませんでした。
 
(札幌市 秋元市長)「納骨堂というのは、単なるビジネスではなく宗教活動に付随をした、

特に札幌の場合は宗教活動に限定をした納骨堂ということで認めています。株式会社が宗教活動をするということは法律的にないわけです」
 
札幌市の秋元市長は、民間企業が納骨堂の経営に関与することは市の条例や墓地埋葬法に抵触すると改めて指摘しました。
 
(林記者)「御霊堂元町に来ています。代表と連絡がとれなくなってからおよそひと月、いまだ施錠され中に入ることはできません」
 
建物内に遺骨が放置されたままになっている、札幌市東区の御霊堂元町。
 
きょうは利用者の姿もなく静まり返っていました。
 
土地と建物を競売で落札した札幌の不動産会社は、今週開いた会見で納骨堂を引き継ぐ意志をみせていました。
 
(不動産会社の社長)「当社は株式会社で、株式会社が納骨堂を運営することはできない。

あくまで私や当社が選任するものが承継しようという道筋で、納骨堂の運営を再建し社会貢献していきたい」
 
不動産会社はこれまで納骨堂の事業を継続するため、札幌市に対し「特例を認めてほしい」との考えを示していました。
 
しかし秋元市長は、納骨堂は非営利性が必要として特例は認めませんでした。
 
(札幌市 秋元市長)「現状の規定の中でいえば、宗教法人が何らかの形で納骨堂を継続する。

永続性とか非営利性がどのように担保されていくかが大事なことなので、そういう具体的な話でいかないとなかなかかみ合わない」
 
納骨堂を運営する御霊堂の代表と連絡がつかなくなってから1か月。
 
建物内には依然として遺骨が放置されたままで、いまもなお問題解決の道筋が見えません。