【しばれて…水道管注意】厳しい寒さ続く 陸別町で-30.4℃
上空に寒気が流れ込んだ影響で、北海道・陸別町ではけさ、氷点下30度を下回る冷え込みとなりました。
この厳しい寒さは今週いっぱい続く見込みで、水道管の凍結などに注意が必要です。
(小出カメラマン)「日本一寒いまち・陸別町です。けさはしばれる寒さの影響で、このようにジーパンが凍って立っています。カッチカチです」
十勝の陸別町ではけさ、氷点下30.4度を観測。
今月3度目の氷点下30度以下となりました。
釧路からきたというこちらの男性はー
(男性)「マイナス30度くらいになると思ったので寒さを体験しにきました」
男性は濡れたタオルを振り回し、カチカチになったタオルを写真におさめていました。
上空に強烈な寒気が流れ込んだ影響で、道内各地で厳しい寒さとなりました。
(石黒記者)「手袋をしていても手が冷えるほど空気が冷たくなっています。現在の気温はマイナス6度を指しています」
厳しい寒さは札幌でもー
けさは白い息を吐きながらの通勤となりました。
きょうの札幌の最低気温は氷点下8.5度。
寒さが増す中、気になることといえば…
(市民)「水抜きは寝る前には必ずするようにしています」
(市民)「水道管が内側にあるので大丈夫だと思うがちょっと怖い」
水道管の凍結です。
これは2年前に札幌市内で撮影された動画です。
すごい勢いで天井から水が落ちてきています。
連日の厳しい寒さで上の階の水道管が凍結し、破裂したとみられています。
札幌市水道局では、外気温が氷点下4度以下になるときなどが水道凍結に注意と呼びかけています。
水道管の凍結を防止するための対策が「水抜き」。
やり方を聞いてみました。
(札幌市水道局 佐々木翼さん)「こちらが一般的な水抜き栓のモデルになっています」
①元栓を閉める
まず、水の元栓を閉めます。
②蛇口を開く
元栓から蛇口までの間にたまった水を抜くため、蛇口を開けます。
しかし、それだけでは完全に水が抜けきれないためー
③空気を通す栓を開く
空気を通すための栓を開きます。
すると、水道管の中の水を完全に抜くことができます。
水抜きの方法は建物の構造によっても違い、水道局はホームページや公式ユーチューブの解説動画を参考にしてほしいとしています。
今月、北見市では凍結した水道管を温めようと使ったガスバーナーの火が燃え広がる火事がありました。
もし凍結した場合はどうしたらいいのでしょうか。
(札幌市水道局 佐々木翼さん)「解氷作業する場合は、凍っている部分にタオルを巻いて、そちらにお湯をかける作業をしていただきたい。
直接を熱湯をかけたり、バーナーで火をあてたりすると管を損傷する恐れがあるので、絶対そういうことはしないでください」
直接を熱湯をかけたり、バーナーで火をあてたりすると管を損傷する恐れがあるので、絶対そういうことはしないでください」
道内では今週いっぱい厳しい寒さが続き、水曜日をピークに平年より5度から10度ほど気温が低くなる見込みで、
引き続き水道管の凍結などに注意が必要です。
引き続き水道管の凍結などに注意が必要です。