【迅速な救助体制を】知床・観光船沈没事故を受け GPS機能付きの発信機で救助実験
北海道・根室管内の羅臼沖では、知床半島沖の観光船沈没事故を教訓に、
海難救助要請があった際の迅速な救助体制づくりを検討する実証実験が行われました。
海難救助要請があった際の迅速な救助体制づくりを検討する実証実験が行われました。
(知床ネイチャークルーズ 長谷川正人さん)「事故情報が出ているぞ」
実証実験は、船舶事故などにより海中に転落した人が、
GPS機能が付いた小型発信器で自分の位置を知らせ、救助を求めた想定で実施されました。
GPS機能が付いた小型発信器で自分の位置を知らせ、救助を求めた想定で実施されました。
福岡県の会社が開発したシステムで、実験ではアプリに表示されたブイの位置を確認しながら捜索し、
救助の要請から13分ほどで救助者に見立てたブイを発見しました。
救助の要請から13分ほどで救助者に見立てたブイを発見しました。
(知床ネイチャークルーズ 長谷川正人さん)「当てずっぽうにぐるぐる探すより、暗がりなどでは非常に有効なのは間違いない」
羅臼町では今後、このシステムが漁船や観光船に有効か検討することにしています。