『円山動物園70周年 ~市民と歩んだ歴史とこれから~』


1951年北海道初の動物園として開園し、1974年には年間124万人もの人が訪れるまでとなった円山動物園。2年前にはゾウ舎を新しくオープンするなど、動物がいきいきと動く見せ方を工夫した施設を次々と造りました。現在では野生動物の保全・繁殖、そして環境教育の場としてさまざまな調査や研究を大学などと連携しながら進めています。70周年となる今年は、国内で4例目となるシマフクロウの繁殖に成功。7月には絶滅危惧種シロテナガザルの赤ちゃんが誕生しました。他にも、宮古島に生息するミヤコカナヘビや世界最小の哺乳類トウキョウトガリネズミの研究も行っています。円山動物園は、希少動物を次の世代に残す役割も担っています。今年で開業から70年を迎えた円山動物園。元気に生き生きと暮らす動物たちが、みなさんのご来園をお待ちしています。

2021年9月25日放送