『オリンピックと札幌の50年間 ~札幌オリンピックミュージアム~』

大倉山ジャンプ競技場内にある「札幌オリンピックミュージアム」は、オリンピック・パラリンピックの歴史と感動を身近に感じられる施設です。真冬の札幌を熱くさせた選手の偉業や大会の遺産を今に伝えています。日本代表選手たちが実際に競技で使用した用具が展示されていたり、オリンピック競技を疑似的に体験できるコーナーもあります。大型スクリーンの前に立って、ラージヒルジャンプ体験ができるシミュレーター。踏切りから飛行姿勢、着地の動作を測定し、飛距離や得点が表示されます。またスピードスケートのトレーニング体験コーナーもあります。実際に体験すると競技の見方が変わるかもしれません。オリンピックはウインタースポーツの普及だけではなく、札幌のまちづくりにも大きく寄与しました。アイススケートを楽しむ人で賑わう「美香保体育館」、音楽ライブなどのイベントが行われる「真駒内セキスイハイムアイスアリーナ」も1972年の札幌オリンピックを機に建設された建物です。北の大地で繰り広げられた熱い戦いによって、歴史的な瞬間がいくつも生まれました。みなさんも札幌オリンピックミュージアムで、オリンピックとまちの50年間に思いをはせてみてはいかがでしょうか。

○札幌オリンピックミュージアム
 中央区宮の森1274番地

2022年1月29日放送