『大雪に立ち向かう! ~札幌市の「除雪」と「排雪」~』
毎年、多くの雪が降る街・札幌。2月6日には、24時間降雪量が観測史上最多を記録するなど、この冬は経験のないドカ雪が何度も札幌の街を襲いました。
そんな札幌で、私たちの暮らしのために昼夜を問わず大雪に立ち向かう人たちの奮闘ぶりをご紹介します。
生活に欠かせない【除雪】と【排雪】。新雪をかき分けたり路面を平らにするのが除雪、道路わきの雪山を雪堆積場に運ぶのが排雪です(排雪は、原則、幹線道路だけで実施しています)。除雪を行う会社では、家の前にあまり雪を残さないようにとか、細い道で駐車する車にぶつけないようにと、いつも慎重に作業しています。
除排雪の主な作業時間は、渋滞や接触事故を避けるために交通量の少ない深夜0時から朝6時に行います。実は、札幌市内で雪が降った際に一晩で除雪する距離は、なんと【約5400km】。札幌と石垣島を往復できる距離になるんです。明け方までに終えられるかは時間との勝負。と同時に、夜の除雪と昼の排雪を同時に行います。効率的な作業のために、私たちも駐車に気を遣い、家の前の雪を自分で処理するなど、協力していきましょう。
2022年2月26日放送