平和の旋律 ~細川眞理子が奏でた25年~ <2007年 日本民間放送連盟賞優秀賞 受賞作品> 2020年版
【番組内容】
2006年4月、札幌こどもミュージカルのメンバーはバチカン市国に招かれ、ローマ法王・ベネディクト16世の前で歌声を披露しました。
平和への思いをこめて作った創作ミュージカルが高く評価されたためです。
そのミュージカルとは、原爆後の長崎で戦災孤児のために救いの手を差し伸べたポーランド人・ゼノ修道士の物語です。
代表の細川眞理子さんは幼少時代を長崎で暮らしていました。
原爆の時は福岡県に疎開していて難を逃れましたが、同級生の多くを亡くしています。
このミュージカル作りを通して辛い戦争時代の記憶が呼び起こされていくことになりますが、
世界の情勢が危機に瀕している今こそ平和の大切さを次の世代に伝えたいとの思いを強くしながら取り組んできました。
今のこどもたちは戦時中の本当の苦しさをなかなか理解できません。
世代間の様々な思いが交錯しながらミュージカルは作られていきます。
ナレーション:森口 博子
*細川眞理子さんは2020年、88歳で逝去されました。
この番組は細川さんの長年の功績を称え、2020年に再編集して放送したものです。
<英語版はこちら / ENGLISH> https://mv.stv.jp/contents/3526